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時間は、流れる。たとえ、天災が起ころうと、神々が死んでいったとしても。
全ては等しく、正確に。始めから終わりなんて存在していなかったかのように。終わりなんてなかったと見せかけるように。
たとえ、世界が鏡のように反転していても、それは変わらないのだ。
だからこそ、誰も気がついていなかった。知ろうとすら、思えなかった。
神々ですら囚われ、暗躍する者がいる事にすら、まだ、誰1人気がついてなんかなかった。
この物語は、反対の世界を打ち破り、未来を切り開く物語。
過去に失った、大切な人との思い出を胸に、女神は歩き出す。
失った、人間との約束を守る為に。
もう2度と、大切な者を失わない為に。